インドの主要州のひとつ、ウッタルプラデシ州の選挙結果をめぐる見通しを
好感したことからインド株式市場は上昇することとなりました。
今年2月の世界同時株安の影響でインド株式市場全体で20%以上、下げること
となりましたが、その後2ヶ月でSENSEX指数は過去最高を更新ました。
また、今回の選挙結果を好感したことからも分る通り、インド経済を牽引する
力が生まれることに対する期待度の高さが伺えます。
そして、インフレ鈍化を示した指標や強い鉱工業生産指数が相場を支えたと
市場で判断されたことから、SENSEX指数は、24.93ポイント(0.18%)高
の1万3796.16で引けることとなりました。
今現在、ウッタルプラデシ州で実施された選挙では、Bahujan Samaj政党の
過半数確保がほぼ確実とみられております。
ビルラ・サンライフ・ミューチュアル・ファンドの最高投資責任者(CIO)、
Balasubramanian氏は、選挙結果で市場心理が上向いたかとの記者団の問いに
対しまして以下の通りに述べました。
「ある程度はそうだ。少なくとも混乱はない」
また、4月の卸売物価指数の伸びが予想を下回ったことや、3月の鉱工業生産
が予想を上回ったことも支援材料となったとされております。
インドルピーが対ドルで9年ぶり高値から押し戻されていることを背景に輸出型
企業が堅調。ソフトウエアのタタ・コンサルタンシーは1.9%高、インフォシス
・テクノロジーズも1.4%高となったもようです。
夏から秋にかけて市場が活性化することを期待します。
<以下の記事より引用>
(ロイター)
『インド株式市場は上昇、州選挙結果見通しや経済指標を好感』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070512-00000349-reu-bus_all
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