毎日新聞の記事によりますと、松岡利勝農相は7日、インドのナート商工相
と世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉でファルコナー農業交渉議長が
先月末に示した文書に関して意見交換したことが明らかになりました。
松岡農相は「議長文書は米国の国内補助金に甘く、(食料輸入国の)市場開放
に厳しい」と指摘すれば、ナート商工相が「重大なアンバランスがある」と
批判したことにたいして松岡農相も「まったく同感だ」と応じたもようです。
日本は、文書で高関税を維持できる重要品目の数が全品目の1〜5%に絞り込
まれたことに関して反発していることを述べました。
同様にインドも、途上国が関税削減で優遇される特別品目の数が5〜8%に
設定されたことに強い不満を持っているとナート商工相は述べたもようです。
また、同日農林水産省の小林芳雄事務次官はの会見をおこないました。
その席で、議長文書が米国の国内補助金を「非常に低い100億ドル台〜190億ドル」
としたことに、「190億ドルという現在の支出水準が一方に位置づけられている」
ため削減が不十分だと批判したもようです。
<以下の記事より引用>
(毎日新聞)
『<WTO>議長文書に不満 松岡農相とインド商工相』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070507-00000050-mai-bus_all
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