実際にITを導入するにあたって懸念されるのは、コスト面が高いの
でどの企業にとってもリスクが高いことと認識されています。
そんな世界のIT・ソフトウェア事業を牽引しているインドのシステム
の受託開発大手、インドのタタ コンサルタンシーサービシズ(TCS)
が驚くべき調査内容を発表したのです。
TCSは米国や日本をはじめ主要8ヶ国の大手企業で働くIT担当者
に入念な聞き取り調査をおこないました。
調査の結果あきらかになったはIT導入によって、当初の計画よりも
下回る成果となった企業が全体の3分の1となったようです。
しかも驚くべきというか意外というべきか、実際に、多くの経営者が
コスト削減に頭を悩ましている中で、経営者の43%がこうした現実
を容認しているという信じがたいデータがあがっています。
計画が達成されないことの大きな要因は以下の通りです。
●計画に対する進捗の遅れ=62%
●予算超過=49%
●想定以上の維持費=47%
ITの導入に関していかに予算配分が重要かが伺えます。これほど
までにコストがかかるのであれば、もう少し様子を見てから導入に
踏み蹴ればよかったと公開している経営者も多いと思います。
しかし、将来的なことを考えれば、IT導入による恩恵は計り知れない
ものがありますので、インドのIT・ソフトウェア事業が今後も世界中の
企業を支える存在であることは間違いなさそうです。
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