金融安定化策が米国議会にて正式に否決されることとなり、当日の
株式市場は文字どおり大暴落することとなりました。
インド株式市場でもSENSEX指数は30%前後下落しており、他の
アジア諸国の株式市場も同じような状況です。
こうした状況下では、言うまでもなくポジションを拡大するのは危険
ですし、今後も金融不安が拡大することは間違いない状況にあり
ますので、世界的に下落すると思います。
ですので、こうした状況下では、できるだけ早い段階で、ポジション
を軽くするべきであって、インド株ファンドに投資されている場合は、
できるだけ早い段階で売ってしまう方が痛みは小さく済みます。
今後も金融不安が拡大するにしたがって世界的に景気減速傾向が
深まりますので、遅かれ早かれインド株式市場の主力企業の多くが
業績低迷に転じる可能性が高いだけになおさらです。
不安を煽るわけではございませんが、今回米議会にて金融安定化
策が否決されたことにより、今後も金融機関の住宅ローン債券など
の損失拡大は数年間に渡って続きます。
この間に、世界経済が大きく回復に向かう可能性は低いので、残念
ですが、一回撤退して様子をみるべきです。
すでに含み損が出ている場合は損を取戻そうとする思いが強いこと
から簡単に手放すことはできないと思います。しかし、ひたすら基準
価格が下がるのを眺めることになりかねません。
全部売らなくても、ある程度減らした上で、機会を見て投資した方が
損失を抑えられる上に利益もそれなりにあげることができますので、
賢明な投資判断が求められます。
PR