これほどまでに欧米の金融機関が米住宅ローン債券やクレジット
デリバティブによる損失が拡大してしまいますと必然的に事業の
再建にむけた動きがそれに伴い鈍化します。
インドのIT・ソフトウェア大手の主要取引先である欧米の金融機関
がこのような状況ではやはり相当な打撃を受けているようです。
しかし、その一方で潜在的な需要が高い上に今後も拡大する可能
性が高いため、技術者の確保に奔走しています。
現状に関していえば、世界的に人材難はすでに数年前から深刻な
レベルにあることから、すでにインド国内においては技術者の人材
育成が一大プロジェクトにまで発展しています。
具体的にインド政府が取り組み始めたのは、大学での人材育成に
関するプログラムを強化することです。
インドでは欧米の大学と同様にユニバーシティとカレッジに分かれ
ているのですが、カレッジの方がユニバーシティよりも専門的な知
識や技術を学ぶことを目的に運営されています。
そして、技術者のレベルを測るための一環として全国規模で試験を
行なうことを国側はすでに検討しているようです。
こうすることによって、技術者のレベルを底上げできるうえに、技術
者の能力がばらつくことを抑えることができます。
ユビキタス時代が世界的な規模で後数年で実現されるといわれて
いますが、そうなるとパソコンや携帯といった端末からだけではなく、
様々場所で様々な機器を解してネットワークが形成されます
そうなると文字通り、情報や様々なコンテンツが公共の施設だけで
はなく街中にあふれ出すことになります。
理数系の生徒が年々減っている日本では、もはやインドの技術者
抜きでは、国際的な水準を維持することができませんので、今後
この分野ではインドが世界を大きく牽引することになりそうです。
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