金融バブルの崩壊から衰退の一途をたどる先進国を横目に、新興国のインドとブラジル
の経済は依然として好調をキープしています。
ブラジルはレアル高に苦しみながらもワールドカップとオリンピックが控えていますので
内需を積極的に拡大することができるので輸入を拡大できます。
一方、インドは中国の賃金コストが上昇しているため生産基盤をインドにシフトする動きが
強まっている恩恵を受けています。今後しばらくこうした動きは続きそうです。
しかし、輸出に関してはインドといえども世界市場が急速に縮小している影響から来年以降
は厳しい状況に追い込まれる可能性が高いです。
特にこれまでインド経済を支えてきたアウトソーシングビジネスは金融市場の崩壊により、
需要が大きく低下しています。とくに欧州での需要が一気に冷え込んでいます。
これまで日本が歩んできたように世界的にデフレ化が進んでいるので短期間で経済を立て
直すことが非常に困難な状況にあります。
インド株ファンドなど、インド関連に投資されているのであれば早い段階で利益を確定され
た方が良いかもしれません。来年の今頃には大きく状況が変わっていると思います。
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