2004年に 金の需要が前年比7%を超える大幅増となりました。当時は久方ぶりに金の価格
が上昇するという事態が発生することとなり、メディアでも、ちょっとした話題になりました。
その後は、米国経済が壊滅的な状況に追い込まれている関係からドルの価値が年々下がる
とともに、金価格は上昇しています。実際に金価格は高い水準にあります。
そして、金価格の上昇には、 インドの金需要の影響もかなり大きいです。一般的に金の需要
には、大きく分けますと、宝飾品、投資用、工業用、歯科用などがあげられます。
そして、この中でもっとも需要が多いのが、ネックレスや指輪などの宝飾品で、金の総需要の
80%を占めてます。驚くべきことに宝飾品として需要の最も多い国がインドでは、全体の30%
以上を占めいています。男女ともに当たり前のように金をみにつけます。
基本的に金は生産が限られているため、有限資産です。需要が増えれば 相場は当然のこと
ながら上昇します。今現在、史上最高値を更新し、先物及び現物も高値で取引されてます。
では、なぜインドではこれほど宝飾品としての金の需要が高いのかといいますと、インドでは
結婚する際に、花嫁に高価な宝飾品を持たせることが習慣となっているからです。
なので、インドの婚礼シーズンが近づくとインドが金を大量に輸入するので相場が上昇する
という、一見すると冗談のような話が 金市場では常識となってます。
高度成長に伴って、中産階級・富裕層が増えてくると、結婚式に使うお金も増えることにより、
インドの金の輸入量が増えている根本的な理由とされております。
金の需給面で捉えますと、やはり金の宝飾品需要の大きい国である中国が、金の個人購入
を解禁したことは大きいです。また、中国では、金の先物取引も解禁されています。
一方、金の生産が急増する需要に追いついていません。ヨーロッパの中央銀行の金の大量
売却がピークを過ぎたことを考えると、当面金の逼迫した状況が継続すると考えられますの
で金相場は右肩上がりの相場が予想されます。
依然として直接買える インド株ファンドに限りがある中で、インドの成長を見込んで、金に投資
することも、間接的でありながら安定したインド投資といえるかもしれません。
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