これまで圧倒的な経済成長を遂げてきたインドですが、ここにきて
世界的に景気が減速していることから成長性に翳りがみえてきて
います。今後は厳しい場面が見られるかもしれません。
今回は、そうしたくらい世相を吹き飛ばすべく、インドのパワフルな
映画産業について解説させて頂きたいと思います。
数年前、日本でも深夜番組が火付け役となって「踊るマハラジャ」
というインド映画が大ヒットし、インド映画ブームが起きました。
意外に思うかもしれませんが、インドでは映画は一大娯楽産業で、
一日に3本ペースで新作が製作されるのえ、
米国や
香港の制作本
数も上回る世界第一位を誇っています。
1年間の映画館入場者数は30億人前後といわれており、映画の
巨大マーケットであることが分ります。
インド映画は、1つの映画に歌あり、涙あり、笑いあり、アクション
あり、そして最後には大どんでん返しのあとに、ハッピーエンドで
終わるのが特徴で、色んな要素が1本に含まれています。
こうしたことから、上映時間が3時間以上と長いので、信じられない
ことに途中で休息が入るのが普通とされています。
制作された映画の言語で一番多いのがヒンドゥー語で、タミル語、
ベンガル語の順となっております。
10年前、インド映画を知った時の衝撃が忘れられません。
石原裕次郎さんがトップスターだった時代にタイプスリップしたの
ではないかと錯覚するほどでした。
良い意味でノスタルジック、悪く言えば時代錯誤だったわけです
が、上述したとおり、1本が長いので同じ映画を2度続けて観たい
とは思いませんが、大満足であったことは間違いありません。
映画産業はここ数年10%以上の成長をつづけていますので、
韓流ブームを引き継ぐブームが再び訪れるかもしれません。
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