これまでインド国内では、庶民の足はもっぱら
バイクが中心となっていたわけですが、
急成長を遂げたことにより、中間層の拡大しています。
このため、バイクから車にシフトする動きが高まっております。
そんな中、
インドの乗用車市場では、インド自動車最大手のタタ自動車が10万ルピー
の小型車を発表し、世界中の度肝を抜き、小型車市場の拡大に火をつけました。
事実、各国の自動車メーカーが小型車市場に触手を伸ばしてます。
上述したとおり、インドでは依然として交通の手段がバイクが中心となってます。
実際の4輪車の保有率は1%程度にとどまっております。
ですので、かつての日本のように今後数十年かけて成長することが期待されているので、
こうした動きにともなって市場も拡大することが見込まれております。
こうした動きを目論んで、自動車業界以外の、これまでインド進出に対して腰が重かった
企業や業界が続々とインドへ進出しようとする動きが高まっております。
今現在、インドは輸入車に対する関税が非常に高いので、こうしたことからも、インドに
進出する企業が多いのですが問題も出始めています。
インドは新興市場であるため、経済が安定していません。
1年でインフレ化が30%以上進んでいる状況化では、付加価値の高いものは売れず、
どうしても、安いものを消費者は求めてしまいます。
このため、各メーカーは低価格競争に巻き込まれずに、いかにシェアを拡大するかで
頭を悩ませておりますが、現実問題として相当厳しいです。
今後も価格を取る動きが拡大するのであれば、厳しい展開が予想されます。
というのも価格競争ではすでに、タタ自動車が一歩リードしているので、まず勝ち目は
ないでしょう。競争すればするだけ利益が削られることになります。
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