これまで、
インド経済の発展に大きく貢献してきたインドのIT
ソフトウェア業界が転換期を迎えようとしています。
今現在、欧米のIT関連事業にインドのエンジニアの存在を
無視することはできない状態にあります。
そんな中、インドのIT・ソフトウェア大手の多くが後方支援的
なサービスを提供するに留まっております。
また、多くの企業が欧米の金融機関を上得意の顧客として
いるので、サブプライム問題により多くが大きな損失を被っ
ているため、売り上げが低迷しています。
ですので、インドのIT業界は今後どのような形でこうした問題
に取り組むのかが注目されているわけです。
このまま、ひたすら欧米の大手企業の後方支援サービスを
事業の中心におくのか、それともマイクロソフトやグーグルの
ような世界になだたるIT事業を起こすのか、といったことを今
現在問われているように思えてなりません。
実際にここ数年インドのIT企業は小規模な外国企業の買収
を頻繁に行っております。(今後は資金調達が難しくなること
が予想されるので減少すると思います)
しかし、インドのタタグループのような世界的企業となるため
の戦略的なM&Aは行われていません。
また、インドIT業界は、インドの急激な経済発展により、ルピー
高、不動産及び人件費の高騰、人材不足といった深刻な問題
に直面しており、しばらくは、難しい舵取りを迫られそうです。
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