これまで、
インド経済発展の柱とされていたIT・ソフトウェア事業が
大きな見直しを余儀なくされています。
これまで、インドの大手IT・ソフトウェア企業の多くが、米国の金融
大手を上得意としていたのですが、昨年後半から、サブプライム
問題によって大きな痛手を被ることになりました。
事業再建に向けて奔走しているため、予算を削らなければならず、
結果として、こうした影響をモロにインドの大手IT・ソフトウェア企業
は受ける格好となってしまったのです。
インドのエンジニアは深刻なまでに人材が不足している状態にある
ことから必然的に人件費が高騰しています。
しかし、肝心の得意先からの売り上げの目処がたたなくなっている
ため、新たに取引先を開拓しなければなりません。
そこで、インドの大手IT・ソフトウェア企業が注目しているのが欧州
や、南米市場、そして日本などのアジア市場です。
しかし、日本企業の場合は欧米のように技術力と実績を評価して、
パートナーシップを結ぶという考えは浸透していません。
どちらかというと、日本企業の多くは、下請け的に安くて早いことを
オフショア開発委託先を選ぶさいの重要なポイントとされています
ので、これまで見送られてきたのだと思います。
また日本人の多くは英語が理解できないので、これも大きなネック
となっています。こうした弊害を、今後どのような形でクリアにして
いくかが大きな課題となっています。
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