今現在、少子高齢化が進む日本において年々急速に医療費が上昇
しています。こうした傾向に何とか歯止めをかけようと政府はコストが
低いとされている後発薬の普及を進めています。
こうした日本の後発薬の市場を狙って、インドの医薬品メーカーは、
こぞって猛攻を仕掛けているのです。
ちなみに、後発薬とはどういったものなのかといいますと、すでに新薬
としての特許期間が過ぎたため特許使用料を支払うことなしに、同じ
有効成分で薬を配合して売り出される薬をさします。
こうした後発約を利用することによってコストを抑える傾向は欧米では
すでに一般的に普及しているのですが、日本ではようやく普及に向け
てスタートラインにたったような状態にあります。
インドの製薬会社の多くは、米国市場に進出することを最大の目標と
して海外での事業展開に取り組んできたわけですが、こうしたこれま
での活動が今現在大きく花開いております。
欧米の医療機関の多くは、インドの製薬会社の力なしには運営する
ことが出来ないレベルにまで市場占有率が高まっています。
そして、対日本に関しての取引高は同じアジア諸国である中国よりも
低い状態にありますので伸びシロが多きいとされています。
インドの製薬会社の多くが、他のインド企業と同様にこれまで巧みな
M&A戦略で海外の製薬会社を買収しています。
ですので、今後は日本の製薬会社を買収し、そこを拠点としながら
日本市場の拡大を図る企業が増えると予想されています。
この後発薬事業は本当に成長性が高い事業だと思います。
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