フジサンケイ ビジネスアイの記事によりますとインド企業による大型買収が
ここのところ相次いだことから、ついに2007年1年間の買収額が外国企業による
インド企業の買収額を逆転する可能性が出てきたことが明かになりました。
事業拡大に必要とされるブランド力の向上を急ぐインド財閥グループを中心に、
投資の増加が継続するとされる向きがあります。
こうしたことを受けインドマネーは資本市場で存在感が高まりそうです。
タタ・スチールが英蘭系鉄鋼のコーラスを、ユナイテッド・ブリュワーズ(UB)
がスコッチ大手、ホワイト・アンド・マッケイ(W&M)を、アルミ圧延大手ヒン
ダルコ・インダストリーズが米ノベリスをそれぞれ買収しております。
米会計事務所グラント・ソントンの集計では、1~4月のインド企業による外国
企業買収は244億ドルと、外国企業によるインド企業買収(38件、170億ドル)
を上回ることとなりました。
インド企業にとっては、地道に事業をゼロから立ち上げるよりも買収することで
一気に海外市場の占有率を獲得した方が早いと判断しているようです。
(インドに限らず今現在、世界中でそういう傾向にあります)
タタ・ティーが昨年買収した米エナジー・ブランズはスポーツドリンクなどで
米国で強いブランド力を持っており、タタは買収を機に米国だけでなく、欧州
欧州やロシアにも市場を拡大する方針を固めているようです。
これまで、世界の工場よろしくとばかりに、欧米資本から買収の標的にされる
ことが多かったインド企業が、2007年を機に逆襲に転じる節目の年になると
予想する声が高まっております。
【引用もとの記事】
(フジサンケイ ビジネスアイ)
『欧米資本市場にインドマネー旋風 今年の買収の2・5倍の4・3兆円』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070622-00000011-fsi-bus_all
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