90年代に入って中国やインドは外資と外貨を呼び込むために規制
緩和をを行なってきました。こうすることによって、製造業を中心に
輸出が活発化し自国経済の活性化を政府は期待したわけです。
そして、これが功を奏す格好となり、両国は2000年に以降めざま
しい経済発展を遂げることとなりました。
こうした中国とインドの成功パターンがアジア諸国の良いお手本と
なっており、ベトナムなど後を追う国が増えています。
インドが外資を受け入れるようになったのは1991年です。以後、
製造業を発展させることを期待したのですが、残念ながらスタート
当初は中々思うように上手くいきませんでした。
生産性が全く向上しませんでした。なぜなら外資導入政策が実施
される前はインドの製造業は国際的な競争から外れていたのです。
労働者の労働に対するモチベーションがとても低かったことも大き
な要因としてあげられています。事実、これまではノンビリやろうが
早くやろうが一緒だったので労働意欲が低かったのです。
しかし、生産性をあげて業績をあげることで次第に賃金も上昇する
ようになると、生活を向上させるための欲が沸いてくるので、必然
的に生産性があがることとなりました。
こうした一般市民の生活水準の向上にともなってサービス業が拡大
することなり、一次産業から三次産業を発展させたわけです。
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