インドの人口は10億6400万人(2004年度調べ)で、ゴールドマン・サックスが発表した
レポートによりますと、2050年にはインドの人口は何と15億人まで拡大するのだそうで、
2位の中国の14億人を超えると予想されています。
もし、インド株投資に興味がある方の中で本格的に海外投資を始められるのであれば、
是非
ゴールドマン・サックスから発表されるレポートをチェックしてください。
だからといって「人口が多ければ多い程よい」といった事はありません。逆に、低成長、
低開発の国では人口の増加は貧困を拡大させるとして問題視する声もあります。
しかし、インドにおいては経済を成長させるための大きな原動力になる可能性が非常に
高いのです。なぜなら、インド全体の人口の55%が24歳以下なのです。
今現在世界の人口の4分の1は中国人とされております。25歳以下の人間の4分の1が
インド人とされています。若年層が多い事は貴重な労働力として期待されます。
次に、インドの経済はどの程度の勢いで成長しているのか解説させて頂きます。今現在、
インドの一人あたりのGDPは約600ドル前後とされていて、中国の一人当たりのGDPの
約1200ドル前後と比べても半分以下の状態にあります。
この数字だけ見ると、経済が成長するどころか停滞しているのではないかと思ってしまう
程インドの一人当たりのGDPは低い状態にあります。
確かに人口の多くが圧倒的に貧困層に属しているかもしれませんが、その一方で大都市
を中心に、
中産階級層が勢いを増して輩出されるようになっています。
インドでは、上述した中産階級に属する人間がすでに5000万人を超えたとされています
ので、今後さらに所得があがることにより中産階級・高所得者が年々増加し、自動車や
家電製品などの一大消費国になる可能性が高いのです。
また携帯電話にいたっては、新規加入者が2005年以降加速的に増加しています。あら
ゆる分野の市場が急拡大していることがお分かり頂けるかと思います。
この中産階級に属する層の人達が経済成長を引っ張る引率者になれば雇用の拡大も
期待出来ますので、貧困にあえぐ層の人達の暮らしも、戦後の日本がそうであったよう
に良い状態まで引き上げる事が出来るかもしれないのです。
人口の多さ=低成長、低開発から、人口の多さ=経済発展、経済力の時代に変わった
のです。今後の
インドの躍進に大きな期待が世界中から集まっています。
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