<カースト制が個人消費を抑える>
経済成長の過程におきまして、国内の所得格差が縮小することが、個人消費の
拡大を後押しするとされています。
インド経済は、内需主導でこれまでの高成長を実現していますが、個人消費の
伸びを牽引しているのは所得水準の高い上級カーストに属する人々です。
カースト制をバックに所得格差の問題が解決されないのであれば、今後上級
カーストの耐久財消費が飽和状態に近づいていくことも十分予想されます。
もし、そうなった場合、下級カースト、もしくは指定のカーストの消費が伸び
悩むことから、個人消費の拡大余地は、より一層細くなることが予想されます。
最近では、少しづつですが、カースト制が崩れる兆しをみせはじめています。
インドが中長期的に内需主導の高成長を維持するためには、所得配分・機会
の平等を妨げる非近代的なカースト制の廃止を明文化することが重要です。
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