日本の医療現場では、慢性的に医師や看護士が不足しているため、
様々な弊害が起こっています。しかし、こうしたことは日本国内だけ
ではなく、インドでも起こっているのです。
インドの場合は極端に看護師の数が足りないため、医療現場は文字
通り火の車となっているため病院側も頭を悩ませています。
インドの医療技術は非常に高い上にコストが安いため、実際に海外
からツアーが組まれるほど人気が高いのです。
このため、インドのヘルスケア産業は、ここ数年で急速に拡大する
こととなったため、人材難に陥ることになったわけです。
インドのヘルスケア産業は今後5年で倍の規模にまで拡大すること
が予想されているのですが、それには看護師の育成が急務です。
今後は専門学校を設立して年間に1万人程度の看護師を誕生させ
る計画を既にインド政府は発表しています。
しかし、インドではある程度経験を積んだ看護師の多くがさらに高い
賃金を求めて海外に行くケースが多いため、せっかく人材育成に取
り組んでも流出してしまう可能性が非常に高いのです。
特に深刻なのは公立病院です。大学や専門学校を卒業した医師や
看護師の多くが賃金の低い公立病院での勤務を避けるからです。
こうした状況が続きますと、インドの貧困層が今後満足いく医療を
受けられなくなる可能性があります。
日本では海外から医療に関わる人材を多く求めているだけに、今後
のインドの人材開発に対する期待は大きいです。