インドの自動車市場が活況です。
これまでは、人々の所得水準が先進国と比べあまりにも低かったため、
売れ筋商品は低価格の小型車やオートバイ、スクーターなどに限られていた
のですが、近年は経済発展にともない中間所得層が台頭してきたこともあり、
都市部を中心にマイカーブームが起っているのです。
このため、比較的高価格帯にあるセダンやRV車へと人気がシフトしつつあり
ます。販売台数の伸びは著しいのですが、インドのマイカーブームは今だ黎明
期にあります。
10億人市場と言われている巨大市場において、自動車の保有率はわずか1%
程度です。大都市部でも10%未満にとどまっている状態ですが、こんご飛躍
的に拡大する可能性を秘めており、その条件は以下の通りになります。
●政府が高速道路をはじめとしたインフラ整備に力を入れ始めた。
●中間所得者層がハイペースで増えている。
●消費者ローン市場の整備が進んでいる
上述したことから、いずれは、自動車大国のアメリカ、日本と肩を並べる
日も近いでしょう。高度成長期の日本の1人あたりの所得と自動車普及率
の関係をもとに、アナリストの予測では2020年までに市場規模は今の約5
倍ほどに拡大するとされています。
今後も引き続き市場の拡大が続くなか、国内外のメーカーは新規工場の建設
など生産力の増強を図っており、関連部品メーカーの集積も進んでいます。
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